
ココちゃん
mikaさん!
マリーアントワネットって浪費家の王妃ですよね?
そうですわね。でも、近年はイメージが変わりつつありますことよ。

ココちゃん
マリーアントワネットは、「最も愛され最も憎まれた女性」として世界的に有名な人物。
ですが近年では、かつらを被った浪費家な女性から気丈な母親へとイメージが変わりつつあります。
また、様々なアイテムにも使われるほどのアイコン的存在となりつつあり、その人気はウナギのぼり!
このページでは、マリーアントワネットの生涯と一緒に「かまってちゃん」を卒業する方法をご紹介しています。
めんどくさい女から愛され女に変身し、彼のハートを射止めましょう!
マリーアントワネットとは?
オーストリアの女帝マリア・テレジアの子供として生まれたマリー・アントワネット 。
国家のためなら子供を利用することも厭わない女帝は、アントワネットを若干14歳という若さでフランスへ嫁がせます 。
10代という若さ、夫に相手にしてもらえない淋しさなどから、「かまっってちゃん」と化した彼女は派手な暮らしで自分をアピール。
しかし当時のフランスは赤字続きで、彼女の贅沢な暮らは、貴族はもちろん市民からも誹謗中傷がやみません。
そして、首飾り事件を機に事態は悪化。大勢の市民の前で処刑されました。

ココちゃん
今も昔も「かまってちゃん」は痛い女ですね(汗)
でも、アントワネットの最後はとても女王らしい姿でしたのよ。これからその生涯をご紹介していきますわ。
皇族の宿命を背負う少女
1755年11月2日、名門ハプスブルク家の第15子としてオーストリアで誕生したマリア・アントニア。
当時のオーストリアは、プロイセンの脅威から逃れるため敵対していたフランスと同盟を結ぶことを決めました。
同盟関係を強くしたいオーストリアは、フランスとの縁組を取り付けます。
フランス側は国王の孫の次男を出すつもりだったので、年齢的にピッタリのマリア・アントニアが抜擢されました。

アントワネット
今まで以上に教養が大切になるため、さらに厳しいフランス教育がスタート!
そして1年後、フランス語や歴史も心配なくなったアントニア。いよいよ嫁入りする日が間近に迫ってきました。
数奇な運命のはじまり
マリア・アントニアは、フランス語でマリー・アントワネット。
彼女は、14歳という若さでフランス王太子ルイ・オーギュストと結婚し、王太子妃マリーアントワネットとなりました。
そしてオーストリアを出発して25日後、歓迎の声を聞きながらヴェルサイユ宮殿に到着。
その宮殿の規模の大きさと格式の高さ、また奉仕する貴族の多さに威圧されます。

アントワネット
でもね「いつかたくさんの子供が走り回るような家庭的な宮殿にしよう」
そう思ったのよ。
嫁ぎ先でまずやることは、母の言いつけ通り国王の公妾デュバリー伯爵夫人とお友達になることですが、愛人と仲良くなることに躊躇します。
そんな時、ルイが夫人を嫌っていることを聞き、お友達になることをやめたのです。
「かまってちゃん」が止まらない
ある日、ヴェルサイユからパリの中心地を訪れたアントワネットは5万人を超える市民に迎えられ、愛されていると実感します。
華やかなパリは、堅苦しいヴェルサイユとは大違い。
礼儀作法の厳しいフランス生活は退屈、ルイは錠前作りの趣味に没頭し、夜の夫婦生活も未だにありません。
そんな彼女を救ったのは、パリでの遊びです。
豪華なファッションとそれを披露するパーティー、カード遊びなど。いつからか「赤字夫人」と呼ばれるほどの浪費家となっていきました。

アントワネット
淋しさを埋めるために遊んでたのよ。
当時のフランスは財政赤字に苦しみ、市民は貧しい暮らしを余儀無くされています。
そんな中で彼女の贅沢三昧は、市民からも宮廷内からも誹謗中傷の嵐でした。
初めての恋、そして王妃となる
ある夜、オペラ座の仮面舞踏会へ出かけたアントワネットは運命の出会いを果たします。
彼は、スウェーデン青年貴族のフェルセン伯爵。長身で容姿端麗な彼は、女性たちの人気者。もちろんアントワネットも夢中になりました。

アントワネット
彼さえいてくれれば、何もかも許せるような気持ちになれたわ。
ほどなくして国王15世が天然痘にかかり亡くなりました。
ついにマリーアントワネットは18歳という若さでフランスの王妃でフランス最高の女となったのです。
王妃になってもフェルセンへの想いが募るばかり。一方のフェルセンは身分の違いもあり慎重です。
そして彼は、王妃に迷惑がかからなうようにと、アメリカ独立戦争に参加することを決意したのでした。
ついに「かまってちゃん」卒業
フェルセンがいなくなり、アントワネットのかまってちゃんは進む一方。
自分を喜ばせてくれる人を身近に置き、贅沢な暮らしを続けています。
実はフェルセンがアメリカへ渡る前、王妃を守る役目を果たしたいとの申し出があり、偽名で文通することになっていました。
彼の手紙は王族に対する敬語などは使わず、いつも親しい言葉で綴られていました。
ある日、「無駄遣いをなさらないように、ダイヤモンで飾り立てなくてもあなたは充分お綺麗です」という手紙が届きます。
それは、誰よりもアントワネットが欲していた言葉でした。

アントワネット
そして王妃の生活は一変。夜遊びや賭けごとを控え、早寝早起きに励み体調を整えることに専念したのです。
お世継ぎ誕生!王太子の母となる
フェルセンというよりどころを見つけたアントワネットは幸せな日々を送っていました。
そんな中、ルイの弟嫁の妊娠が発覚。宮廷内ではお世継ぎが誕生すると噂が飛び交いました。

アントワネット
冷や汗が出たわ。私の居場所がなくなってしまうもの。
いまだにルイとの夫婦生活がなく気が気でないマリーアントワネット。
実兄に相談し夫婦問題に介入してもらい、ルイの体に問題があることが判明します。
義兄の後押しもあり手術に踏み切ったルイは見事完治し、ついに2人は一夜を共にしたのです。
そして結婚7年後、念願叶って第一子となる女児を授かり、2人の仲は少しずつ深まっていきました。
その3年後、お世継ぎとなる男児をを出産。王太子の母になることができたのです。
王妃最大のスキャンダル
母となり家族との時間を大切するようになったアントワネットは充実した日々を過ごしていました。

アントワネット
それもそのはず、市民は王妃が贅沢をやめたことを知らないし、フェルセンとの恋仲も噂されバッシングされていたのです。
そんな中、とんでもない詐欺事件が起こります。
貧しい生まれの自称ラ・モット伯爵夫人が、アントワネットと親しい友人だとウソをつき、ロアン枢機卿を介して首飾りを奪うという事件。
この首飾りは、先王ルイ15世がオーダーしていたダイヤが540粒も使われている豪華な首飾り。
宝石商から何度も買って欲しいと頼まれていたけど、断っていたものだったのです。
王妃としての地位が危ない
ロアン枢機卿は身分も高く名家の生まれでしたが、宮廷にはお声がかからずアントワネットに取り入ろうと必死でした。
ですが、アントワネットはロアン枢機卿が大嫌い。しかも、偽のサインを勝手に使われた王妃の怒りはおさまることをを知りません。

アントワネット
私だけでなくフランス王室をバカにされたわ。すぐに国王に訴え逮捕したのよ。
ロアンは宮廷の人々の前で逮捕されましたが、裁判の結果は無罪。
ロアン一族の調査により首謀者はラ・モット伯爵夫人で彼も被害者だったことが判明したのです。
この結果は、フランス王家に力がなくなってきたことを世に知らしめることとなりました。
そして、首飾り事件がきっかけとなりフランス王政の悲劇が始まったのです。
それは暴動ではなく革命だった
フランスの財政は破綻寸前。財政改革をするために三身分の代表が話し合う三部会が開かれました。
その頃、次期王の王太子が8歳を迎える前に死去。その後ルイの側近も相次いで亡くなります。
気力を失くした夫を支えるため、アントワネットは政治にも介入していきました。

アントワネット
しかし、市民から信頼を失くした王妃の声は悪意をもって伝えられていきます。
次第に「女の言いなりになる国王についていけない」と市民の怒りに一気に火がつき、ついに革命がおきたのです。
そして、激化する市民の革命運動に危機感を覚えた国王と王妃は、フェルセンに助けられパリから逃亡するのでした。
市民に愛されることなく命散る
ルイは、逃亡の全てを計画、手配してくれたフェルセンを途中で退けます。それは、アントワネットへの嫉妬からでした。
案内役を失った一行は、目的地まであとわずかのヴァレンヌで見つかり失敗。再びパリへ護送されてしまいます。
そして、革命裁判にてわずか1票差で死刑判決が下されたルイは24時間以内に刑が執行され、その後アントワネットも裁判にかけられます。
証拠がないことを知っていた王妃は、裁判での名言を避け3日間戦い続けました。

アントワネット
ですが、死刑を前提とした裁判は多くの罪がでっち上げられ確かな証拠がないまま死刑判決が下されます。
そして翌日、37歳という若さで処刑されました。
王妃から学ぶかまってちゃんを卒業する方法!
マリーアントワネットは、フェルセンに出会うまで「かまってちゃん」が止まらず、自分を認めてもうのに必死でした。
ですが、心の隙が埋まった途端、「かまってちゃん」は卒業!
良き母となり、国のため、市民のために生まれ変わりました。
そんな王妃アントワネットから「かまってちゃん」を卒業する方法を学び、めんどくさい女から愛される女に変身しましょう!

ココちゃん
現代にも使える王妃の極意、しっかりと学び実践するといいわ。
- 自分を認める・受け入れる
- 夢中になれるものを見つける
- 過去より未来に目を向ける
①自分を認める・受け入れる
かまってちゃんは自分に注目して欲しいがために、周りの人に「かまって」アピールする寂しがりやさん。
マリーアントワネットも、心の隙間をうめるため周囲の目を引く豪華なファッションに身を包み、それを披露することで満足感を得ていました。
彼女は、人に認めてもらうことで自分の存在意義を感じることができていました。
自己評価が低い人ほど「かまってちゃん」になりがちです。だからこそ、まずは自分を認め受け入れましょう!

ココちゃん
- 自分をごまかさない
- アウトプットする
- ありのままを認める
①自分をごまかさない
- 焦っていること
- 落ち着かないこと
- モヤモヤすること
これらから逃げずに、「なぜそうなるのか?」の「なぜ?」としっかり向き合いましょう。
これは、自分と対話する第一歩ですので、しっかり自分の心と対話してくださいね。
②アウトプットする
- 日記を書く
- 友達に話をきいてもらう
などで、自分の気持ちを整理しましょう。
一人、頭の中で考えていても何も変わりません。
吐き出すことで、頭がスッキリし、また自分の本当の感情にも気づくことができます。
③ありのままを認める
自分と向き合っていくと、
- 批判的な声
- 責める声
など様々な内なる声が聞こえてくるはずです。この声全てに「こういう気持ちもあるんだなぁ」と認め受け入れましょう。
これで、自分を認め受け入れることができるようになります。
②夢中になれるものを見つける
かまってちゃんは、周囲の人に興味を持って欲しくて必死。
マリーアントワネットも、宮中や市民の声が届かないほど、自分を着飾ることに執念を燃やしていましたよね。
まさに、自分のことしか考えていない身勝手なかまってちゃん。
ですが、フェルセンという心の拠り所、子供達に夢中になった彼女は、見事かまってちゃんを卒業しました。
人は、何か夢中になれることを見つけると「かまって欲しい側」から「かまいたい側」に変わりますよ。

ココちゃん

なんでもいいのよ。ちょっとでも興味があることをなさい。
そこから広がるご縁もありますことよ。
今回は、3つのカテゴリーでご説明していきます!
- 人
- 仕事
- 趣味
①人
実は、かまってちゃんの周りにいる人たちも自分に興味を持って欲しいと思っている場合がほとんどです。
まずは、いつもかまってくれる周囲の人に興味をもってみましょう。会話がはずみ、もっと相手のことを知りたくなりますよ。
②仕事
寂しがりやなかまってちゃんは、暇になると自分を認めてもらおうとモヤモヤしてきます。
ここは、暇を与えないためにも仕事に没頭するのも一つの手段です。
忙しくしていれば、自然と一人でも過ごせるようになるでしょう。
③趣味
夢中といえば趣味!
読書・映画鑑賞・ガーデニング・料理・散歩etc…たくさんの選択肢があるのも嬉しいですよね。
一人は寂しいという気持ちから、一人でも楽しいと思えるようになったら「かまってちゃん」は卒業です!
③過去より未来に目を向ける
かまってちゃんは、「今」に不安があるからこそ、現実を直視できない傾向にあります。
マリーアントワネットも同じ。ことあるごとに、「オーストリアだったときは〜」と過去を振り返ってばかりでした。
これはNG!明日でも、1時間後でもいいので、なりたい自分を想像し未来をみてください。
きっと、「今できること」が見えてくるはずです。
それが見つかったら、スモールゴールを設定し、できることから一つずつクリアしていきましょう!

ココちゃん
マリーアントワネットは、元祖「かまってちゃん」だったのかもしれません。
でも「かまってちゃん」を卒業してからの彼女の生活・考え方は国民のことを第一に考える王妃でした。
今も昔も夢中になれるものがある人は強いですね。
あなたも是非、何かに没頭してみてください。きっと、今まで気づかなかったこと、見えていなかったものが分かることでしょう。